様子をみる

ここ最近。

メディアを賑わせているコロナ患者の増加。

第7波とか、感染者数何万人とか。夏休みの帰省は?イベントは?とトップニュースで、かなりの時間が割かれています。

しかし、3年ぶりイベント開催を決めているところが多く、感染者が増えてもイベント決行!の決断をしているところも多いようですね。

ウイルスが変異して、弱毒化していることは、罹患した人からの話を聞くことで実感していても、やっぱりコロナはコロナなんでしょうね。

報道の中で気になるのは、医療現場の大混乱。

病床は埋まり、医師や看護師本人や、家族がコロナに罹患することで、そもそも医療従事者の数が足りていない。

20代や30代の若い年齢の人たちも、発熱した、咳がでた、のどが痛いと医療機関に押しかける。

この、爆発的な感染者数を、全員ケアするだけのマンパワーも施設も足りていない中で、何万人もの人たちが医療機関に押しかければ、パニックになって当たり前ですよね。

さらに言えば。本当に今すぐの処置が必要な人に、医療が届かなくなる可能性が大きくなってしまう。

軽症の人たちに、マンパワーや設備が削がれてしまえば、コロナじゃなくても助かるはずだった命に危険が及びます。

この状況の中で、私たちができることは軽症なら「様子をみる」ということ。

今、発熱して咳出て、喉痛かったら九分九厘コロナです(笑)

発熱して、咳出て、喉が痛かったらうろうろしない。水分補給して、頭冷やしておとなしく寝てください。

食欲なかったら、食べないで、こちらも「様子をみる」

不安な人は、パルスオキシメーターで、血中酸素濃度を自分で調べられれば安心材料になって、精神的に落ち着くので有効だと思います。

昨日、日本感染症学会から、こんな緊急声明が発表されました。

◎65歳以上

◎妊娠中

◎基礎疾患あり

◎37.5℃以上の発熱が4日以上続く

方たちは、コロナが疑われた場合、受診が必要で。

◎65歳未満

◎妊娠していない

◎基礎疾患なし

で。

◎水が飲めない◎呼吸が苦しい◎動けない◎顔色が悪い

という症状がなけれ、軽症という判断で様子をみて!としています。

ついでに、救急車を呼ぶ必要がある症状としても、判断基準があり

◎明らかに顔色が悪い

◎唇が紫色に変色

◎少し動いただけで息苦しい

言い換えれば。これ以外の人は、救急車呼ばないでね。ということです。(コロナ疑いに限る)

日本は、社会保険制度が充実していて、いい側面もたくさんあるけど病院にかかっても安く診療してもらえるし、薬も安価という状況に慣れすぎていて。

すぐ病院。すぐ薬。という行動をしている人が、多いような気がします。

熱が出ても、すぐに下げずに様子をみる。

食欲なかったら、食べずに様子をみる。

身体がだるかったら寝て様子をみる。

1人1人が、実践することで、医療従事者が本来の仕事に、本領を発揮する環境が作れるのではないかと思います。

あと・・・マスク。

屋外では、マスクの必要ないよーって、東京ではCMまで流れていて。

仙台でも、市のHPに「マスク着用の考え方」が明記されています。

炎天下で、マスクしてて熱中症で救急搬送される人がふえれば、これも医療現場の負担になります。

他人の目なんか気にせず。

苦しいな・・・と思ったら、マスク外して歩いてくださいねー

様子をみることは、自分の身体との対話にもなり、本当に危険なことを察知できる感覚を育てます。

コロナが、感染症法第2類から早く第5類(インフルエンザ相当)に、変更されることを祈っています。

では!

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