
ご無沙汰しております!
意図的にブログを休んでおりましたが、再開します!
今後とも、宜しくお願い致します!
再開第一稿ネタは「消化力」
腸活、菌活とか、巷では色々言われておりますが・・・(私もその色々ですが笑)
食べた物が、腸に行く前に、腸内細菌に出会う前に重要なのが・・・
「食べた物を消化して、身体が受け入れられるようにしておくこと」
消化されていない(未消化)の食べ物が、腸に入ってしまうことで、様々な病気につながるとアーユルヴェーダでは説いています。
私たちが毎日口にする食べ物―それは、健康にも病気にもなり得るもの。
では、その分かれ道はどこにあるのか?
アーユルヴェーダ的には、「消化力=アグニ」がそのカギを握っているとされます。
アグニとは何か?
アーユルヴェーダにおいて、「アグニ(Agni)」とは「体内の消化の火」を意味します。
食べたものをきちんと分解し、吸収し、不要なものを排出する力。
このアグニが強ければ、食事から栄養を最大限に取り込み、病気になりにくい健やかな体を保てます。
逆にアグニが弱まると、未消化物(アーマ)が体内に溜まり、
これが毒素となって体調不良や慢性的な不調を引き起こします。
ーアグニの種類ー
アーユルヴェーダでは4つの主なアグニがあるとされますが、特に重要なのが以下の2つ↓
◎ジャタラアグニ(Jatharagni): 胃腸に存在する主な消化の火。食物の第一段階の消化を担う。
◎ダートゥアグニ(Dhatuagni): 各組織レベルでの代謝(吸収や組織の修復)を行う火。
アグニの状態には4種類あり、その状態により胃の感覚が変わります。
・ティークシュナ(強すぎる)アグニ → 空腹感が異常に強い、胃もたれしやすい、下痢ぎみ。
・マンダ(弱すぎる)アグニ → 食後に眠くなる、体が重い、便秘がち。
・ヴィシャマ(不安定な)アグニ → 食べた後に気分や体調が変わる、ガスが溜まりやすい。
・サマ(バランスの取れた)アグニ → しっかり消化でき、排泄もスムーズ、体も心も軽い。
消化力を高めるシンプルな習慣
1. 温かいものを摂る
冷たい飲み物や生野菜中心の食事はアグニを弱めます。温かいスープや煮物、白湯を積極的に。余談ですが、インド人は日本のレストランで出てくる氷入りの冷たい水を見ると、めっちゃ驚きます。
2. 食事の間隔をしっかり空ける
次の食事までに前の食事が消化されていることが大切。理想は4〜6時間の間隔。飴やガム、タブレットなどを食べる習慣がある人は、常に胃腸が動いてしまいます。
3. 食べすぎない
「腹八分目」はアーユルヴェーダの基本。余分な食べ物はアグニの火を消してしまいます。食後の胃の中は1/3固形物、1/3水分、1/3は空間であることが望ましいとされています。
4. 生姜やスパイスを活用する
ショウガ、クミン、コリアンダーなどは消化を助ける天然のサポーター。暑い国の人たちは、基本消化力弱めだから、スパイスの力を借りることで消化力を上げています。
そして・・・心の消化力も忘れずに
アーユルヴェーダでは、心の消化=感情の消化も「アグニ」の一部と考えます。
怒り・不安・ストレスなどがたまると、体のアグニにも影響を及ぼします。
感情の消化ができていない人は、特に腸で表現されることが多く便秘に悩まされる可能性があります。
消化力を保つということは、心も体も軽く保つことにつながります。
「あなたが食べたもので、あなたの体はできている」ではなく・・・「あなたが消化し吸収して体内に入ったもので体はできている」
日本人には、あまり意識がない「消化力」
食事をした後の自分の身体。
観察してみてくださいね!

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