2023年7月25日 樹木葬

前回のブログで樹木葬のことに、触れたブログを書いていたつもりになっていた小倉です(笑)

ご無沙汰しております。

前回のブログが「命日」というお題で、夫のことを書いていて、その次に樹木葬①っていうブログを書いたつもりだったのにアップされてない・・・

よく見たら。

「保存」のまま「公開」されてなかった・・・

既に内容が過去になっているので役に立たず(泣)

2023年7月25日に夫を無事に土に還すことができたので、そのご報告を。

かなり長文になりますが、お付き合い頂けたら嬉しいです。

前回のブログ「命日」の中で、なぜ樹木葬なのか?なぜ?今回、お世話になった七ツ森樹木葬を選んだのか?に触れているので、こちらから読んでもらうとわかりやすいかもです。

今回、私が選択した樹木葬は「散骨」の形式。土に還すという選択でした。

仙台の自宅で2年間過ごしていた夫の遺骨は、散骨2週間前の7月13日に、「七ツ森樹木葬 清浄山 禪興寺」に預けました。

樹木葬で散骨する場合、お骨をそのまま土に還すのではなく、パウダー状に粉砕する必要があります。

お骨のまま土に還すと何年も原型を留めたまま、土に還ることはできないのだとか。だから遺跡発掘とかで何百年前とか何千年前とかの骨が地中から出てくるんですよね。

パウダー状にする作業は、お寺で請け負って頂けます。

そして向かえた樹木葬当日。晴天の猛暑。例にもれずとても暑い1日でした。

今回の、散骨は私が知る限り夫と本当に近しい方にしか連絡しなかったんですが、北海道や東京、茨城からご参列頂きました。

仙台から車で1時間もかかるこの地まで、猛暑の中、足をお運び頂いたみなさまには感謝しかありません。

皆さんがお揃いになってから、散骨の前に本堂で、お経をあげて頂いてからの散骨となります。

お経本を1人1冊お配りいただき、禪興寺 梅澤徹玄住職先導の元、お経の一部を全員であげさせて頂きました。

樹木葬に関する、梅澤住職の法話も頂きました。

「土に還されたお骨は、選ばれた樹の養分となり、樹は大きく成長する。その木の花の蜜は虫たちの命に繋がり、種は鳥たちが啄み鳥たちの命に繋がる。鳥たちが啄んだ種は、鳥の糞と共に大地に還り、また新たな樹木の命となる」

生命の循環

私が、樹木葬で散骨を望んだ理由そのものでした。

お経をあげて頂き、今回は位牌に「魂入れ」もして頂きました。

その後、私が夫の樹として選んだ斑入りのヤマボウシの場所へ参列者のみなさまと向かいました。

私が夫の樹として選んだのは「ヤマボウシ」

夫は、ハナミズキが好きでした。ただ残念ながらハナミズキは品種改良種のため、自然には存在せず・・・

と、いうことでハナミズキの原種「ヤマボウシ」を選択しました。

このヤマボウシは斑入りと言って葉に特徴があります。

普通を好まなかった夫にピッタリ(笑)

たくさんの樹を見てこのヤマボウシに決めたのですが、決めた後に様々な偶然がありすぎて、笑えました。

夫が好きだった白樺がお隣にあったり。

夫は釣り好きで過去には渓流もしていたんだけど、イワナやヤマメが生息する川がすぐ後ろにあったり。

あなたが、ここを選びましたね?って場所で・・・ほんとびっくりというか・・・笑える。

その場所に向かうと、すでに夫が入る場所は掘られていました。

この場所に、参列者全員の手で夫を土に還します。

きれいなパウダー状になった夫の遺骨。

土に還す前に梅澤住職が、皆さん1人1人この重さを感じてくださいと夫のパウダー状になった遺骨を回して重さを感じるように促されました。

そして。「どんな人間も、この世を去ればこんな重さになって還っていきます」と。

余談ですが。

骨粗鬆症だった方の遺骨はかなり軽くなるそう。

遺骨は、晒に包まれたまま土に還します。この晒は、土に還りやすい晒だそうです。

最後に、参列者全員で献花をして。

土に還る木のプレートを置いて

散骨は終了。

この日は、晴天でかなりの猛暑。

なのに・・・

夫を土に還すほんのほんの一瞬だけ。

にわか雨がパラつきました。

このにわか雨にどんな意味付けをするのか・・・は、参列者によって違ったようです。

ちなみに私の意味付けは。

「みんなー暑い中ありがとね!暑いからこの雨で涼んでね♡」って夫がくれたプレゼントかなーって。

この日で。手放せなかった夫の遺骨をやっと土に還して。

気持ちの整理が若干進みました。

夫があの世に旅立った年齢まで、遺骨を持ち続けようと考えていた私に。

生きてる人間と、遺骨の波動は全く違うものだから。遺骨は波動が同じエネルギーを呼び寄せてしまうから、早く納める場所に納めてーってアドバイスを下さった方に感謝です。

間違いなく。

悲しみと後悔と渦に苛まれた私の心が、次のステージに行けるように背中を押してくれました。

実は、夫の遺骨をお寺に預るタイミングで、数年一緒にいた愛犬2匹の遺骨も夫が眠る土地の近くのペット霊園に納めました。

正直。

気持ちがぱっと切り替わることはありませんが。

生命ある限り。新たなステージに向かって歩こう!という気持ちの変化はありました。

この変化を、受け入れられたから。

今日、このブログが書けたのだと思います。

私自身。インドとご縁があった影響もあって。

死生観はちょいと変わっているのかも知れません。

ヒンドゥー教では、この世を去った魂は。

49日経つと次の魂としてこの世に存在するという考えから、お墓を持つことをしません。

火葬した遺骨を流せる川が州ごとに決まっていて、遺骨は川に流されます。

私は、無宗教ですが人間が動物であるという観点からすると、野生動物が自然に朽ちるように。

人間も、大地循環の一部なるのが自然な気がしています。

もちろん。何が正しいなんて無いし、間違っているもない。

ただ、生きとし生けるものすべて・・・致死率は100%です。

自分の命、肉体の始末の付け方は。

生きている「今」朧気でも考えておくといいのかも知れません。

さぁーて!

ブログで、お伝えしたいことめっちゃ溜まってる(笑)

再発進しますので、どうぞみなさま♡

応援よろしくお願いします!

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